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第2章 哲学を体系化するとはどういうことなのか | ||
第1節 哲学はどこまでを体系化すべきか |
哲学が体系化されるならば、いったいどこまでが体系化されるべき領域となるのでしょうか。哲学がすべての学問の根本に位置するならば、哲学がとらえるべき範囲はすべての領域ということになります。 | |
第2節 第一原理は本当に見出せるのか |
第一原理は徹底的に疑うことから出発して、これ以上、疑うことのできない原理を探すことです。しかし、もし第一原理が見つかったとしても、疑えるとして捨て去ったほかのものはどうなるのでしょうか。第一原理は哲学を体系化するためにこそ求められたものです。その第一原理を求めるために捨て去ったほかのものは、第一原理が見つかると、とたんに確実なものに変化するというのでしょうか。 | |
第3節 体系化の必要性 |
哲学は体系化が可能であるということではありあません。哲学は体系化されなければならないのです。体系化されることによってこそ真に学問すべての基礎となりえるのです。哲学が真の基礎となることによって、他の学問領域さえつながっていくのです。 | |
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